「社員食堂」のブームの火付け役は「タニタ」です。
料理本として異例の大ヒットとなったタニタ食堂のレシピはシリーズで累計470万部の売り上げを突破しました。
丸の内タニタ食堂ができたことも重なって、今社員食堂が脚光を浴びています。
タニタ食堂以外にも社員食堂のレシピ本がいくつも刊行されています。
「ヨーガンレールの社員食堂野菜でつくる一皿料理」、「あこがれの企業の社員食堂レシピ」、「カルピス社員のとっておきレシピ」などたくさんあります。
タニタの社員食堂から始まった、一般の人にも食べてもらえるようにオープンした丸の内タニタ食堂は連日満員で大盛況となっています。
毎日朝8:30に配られる整理券に多くの人が並んでいるそうです。
タニタはレストラン事業について、将来的にチェーン展開を視野にいれていることを発表しました。
2012年2月にはiTunesにアプリ版の「体脂肪計タニタの社員食堂」を展開し、まだまだ快進撃を続けていきそうです。
ではなぜ企業は社員食堂に力をいれるのか、その目的について考えてみます。
それは有用な人材を多く集めたいという思惑があるからです。
例えばIT企業の「GMOインターネット」では、社員食堂を24時間無料で運営しています。
ホテルから仕入れている焼き立てパンやエスプレッソマシーンで入れるコーヒー、金曜の夜はソムリエつきバーへ変わるなどもはや社員食堂とは言えなくなってきています。
福利厚生を充実させることで、有用な人材を調達できればいいという会社側の意図が働き社員食堂を充実させる企業が多いのです。
今後も多くの企業がタニタ食堂のようなヘルシー定食を提供する社員食堂を作っていくと考えられます。
2012-06-07 19:58
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